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タイトルは仮称・中身も仮設・勢い先行でもとりあえずやってみよう

アイス狂騒曲

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西武4000系っぽい何かを公開しました


表題通り、西武4000系へ頑張って寄せにいったテクスチャ(ddsおよびtga)を公開します。
「能書きはいいから(ry」な方向けのリンクはこちら→配布物のページ


種車選択における個人的ポリシー

今回のテクスチャ塗り替えを行うにあたり、種車として選択したのはJR九州の303系です。
理由としてはいくつかありますが、

  • 車両カスタマイズ機能を使うことなく、デフォルトで4両編成が組めること
  • 山岳路線を主に走る車両として、遅すぎず速すぎずそれなりの速度が出ること
  • 現実の西武線および、直通・並走する可能性のある路線で使われる車両ではないこと

概ねこれらを種車の条件としたうえで、合致するものの中から最終的に303系を選択した感じですね。
非公式ツールを使うとはいえ、公開する以上はやっぱり多くのユーザー(環境)に使って欲しいですし、より多くのユーザー(環境)を対象とするのであれば、無印A9環境で使用できる車両(←速度的な意味でも・編成的な意味でも)を種車とするのが無難でしょう。
また今回の場合、西武線の塗り替え車両を公開するのに種車を既存の西武線車両にしてしまっては共存ができませんし、もし再現系マップで使うことを想定するのであれば、現実の直通先である副都心線や東横線・あるいは(西武4000系が実際に西武新宿線を走るのかどうか知りませんが、)高田馬場~西武新宿間で並走する山手線や湘南新宿ラインなどで使われる可能性のある車両も種車候補からは除外しよう、そういった個人的なポリシーにのっとった結果の選択です。

車両の塗り替えを行ううえで、実車を完全再現することを目的とするか・雰囲気を重視して使える場所の選択肢を狭めないようにするか、このあたりは車両塗り替えを行っているユーザー同士でも意見が割れそうです。

テクスチャの割り当てを調べる

では種車が決まりましたので、ここからは西武4000系風テクスチャ作成における試行錯誤の過程をご紹介いたしましょう。


いつもどおりの方法でテクスチャの割り当てを調べてみたところ、ざっとこのような割り当てとなっている模様です。
車両中央部の割り当て方が先頭車・中間車ともにかなり独特なものとなっていますが、車端部の割り当て方は逆に驚くほど素直なのが幸いでした。


とはいえ中間車の車両中央部にこのようなトリッキーな仕掛け(←)もありますので、ある程度形になるまでは決して気を抜けないのが〇rtdinkクオリティ。

一通り割り当ても把握できたことですし、さっそく大枠を塗っていきましょう。

「親切設計」が仇となる・・・?


まずは簡単なところから積極的に手を加えました。
帯の三色は一本一本をもう少し太く・そして全体的に少し下げた方が見栄えが良いかもしれません。

それ以外ですと・・・実はよく見ると、運転席傍のドアとそれ以外のドアのサイズが微妙に異なっています。
これには理由があり、運転士用のドアをデフォルトよりも端に寄せらるか否か、この時点ではまだ確信を得られていなかったために、スペース上の制約で大きさが異なっています。
・・・と文章で書くよりも、実際にご覧いただく方が早いでしょうか。


テクスチャ割り当てを調べた時に紫で塗っていた、運転席横の窓の部分を新たな運転士用ドアの場所にする手筈だったのですが、


これ、反対を見るとこのように反転処理が為されているため、ドアを上手く表現することが出来ません。
もっとも、デフォルトで「303」の数字がわざわざ書き込まれている時点で、このような反転処理の可能性は織り込み済みでしたがね。。。

うだうだ言ってても埒が明かないので、1ドット単位で表裏共にそれっぽく表示されるポイントを探ります。


はい探りました。
よく見ると1ドット以下の反転が回り込んでしまっていますが、これ以上は運転士用ドアの位置をデフォルトの場所に戻す以外もうどうにもならないので、当方の塗り替えにおいてはこれで進めることにします。
と決め打ちをかけたので、他と比べて窮屈になっていた運転席傍のドアは、晴れて他のドアと同サイズに拡幅することが可能となりました。
「あちらを立てればこちらが立たず」はテクスチャ塗り替えにおいて頻出ですから、その辺のバランス感覚を見極めるのも1つのスキルと言えるでしょう。


そもそもこの天井の塗り分けはどこがどんな風に引き延ばされてるんだよ・・・これ見た瞬間調べる気が銀河系の彼方まで吹っ飛んでいったわ・・・汗

側面完成、のち、前面の格闘


側面は微調整を除き、概ねこのような形で完成形とします。ドア間の大窓の数は実車通り5枚に出来ましたが、車端部の固定窓は再現が難しかった・・・のではなく、単純に存在を忘れていたことをこの場で白状しておきます←
ただ実際に再現するとなると、ドアそのものをもっとスリムにした上で5枚の大窓をコンパクトかつ間隔を揃える必要があるのですが、それはテクスチャの割り当て方を見る限りちょっと無理じゃないかなー・・・?
ということで次は前面の塗り替え作業を。


おいぃぃぃぃ・・・なんでこっちもこっちで、上端部がそうやってクネッと曲がるのかなー?なんか変なテクスチャ境界も存在してるっぽいし・・・。
本当にいつものことながら一筋縄ではいきませんね。「デフォルトがちゃんと表示されるんだから別にいいだろ?」と言われればそれまでなのですが。なにせテクスチャ塗り替えは非公式ですからね。数多くの制約を楽しむくらいの心の余裕を持たないと。


そんなわけで前面の格闘が終わり、三色の帯の太さも位置も微調整した結果がこちら。あとは窓の反射ファイルを作れば完成ですね。

完成形お披露目


最終的に西武4000系もどきはこのような形になりました。JR九州の303系(4ドア車)を種車に使いましたが違和感の無い形で2ドア化改造が成功し、前照灯もほぼパーフェクトかと。


ただJR九州の303系を種車に使用した関係で、この尾灯っていうんですか?最後尾車両で点灯する赤色のライトに関しては、実車とは違い前照灯の真横で光ります。そんな種車の仕様を最大限使いまわすため、当方の塗り替えにおいてもこの赤色のライトの描写位置は種車に合わせて前照灯の横としています。


あと、この「急行 池袋」表記に関して。
作者本人としては、先にHDサイズで「急行」「池袋」だけを作り、それをこのテクスチャに合うサイズまで思いっきり縮小して貼り付けるなどそれなりに手間をかけたのですが、見ての通り違和感がきっちり仕事をしてくれやがっています。


このくらい遠ざかってみれば、それっぽく見えなくもないような気がしないでもないですが、


側面に関してはテクスチャ割り当ての関係上、車両によってはご覧の通り反転処理がなされますし。。。


よって今回は、このように幕が入っていないバージョンも同梱して、DLしていただいた方の側で選択していただく方式を取ろうと思います。
基本的に当方の塗り替えテスクチャは再改造許可を出していますので、スキルのある方はご自身で幕部分をいい感じに改造してお楽しみください。

編集後記

今回はJR九州303系を西武4000系へと塗り替える工程をご覧いただきましたが、やっていて感じたのは「これ西武4000系に限らず、車端部の両サイドにだけドアを構えるタイプの2ドア車ならある程度使いまわし出来るのでは?」ということ。
例えば阪急京都線の2ドア車とかね。


ま、もう別の種車で作業を進めているんだけど。

ただ、こちらの塗り替えは今回の西武4000系以上に難航しているため、日の目を見ずにお蔵入りする可能性が割と高めです。Let's ドンマイ!

最後にもう一度配布物へのページへリンクを貼って今回はお別れとしましょう。直近ですと江ノ電の車両なんかも公開していますので、知識のある方は是非導入してみてください。→配布物のページ

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